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温水
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ユーリは大きな湯船の中に呆然と浸かっていた。
両側には自分の体をせっせと流すメイド達。
何となく向けられる視線が痛い。
「…何故私たちが奴隷を洗わなければ……」
「…仕方ないわよ…アーサー様が……」
会話の内容も好ましいものとは言えない。
しかし、そんなことよりユーリは温かい水に感動していた。
いつも浴びるのは冷たい水。
寒い時は特に厳しかったなぁ…とか思いながら。
ポカポカする。初めての感覚。
ただの水の音さえも楽しいものに感じていた。
「…ほら、いつまで入ってるのよ。いい加減出なさいよ。」
いつの間にか体は綺麗になっていた。
髪もツヤツヤだ。
浴槽から引きずり出されると、ふわふわのタオルで乱暴に拭かれる。
「…っぅぷ。」
その後髪を乾かし、櫛で梳かしてもらった。
「……次はこれ……を、着て。」
メイドは何とも言えない顔をしながら白い布を取り出した。
メイドの手にあったものは
何かメイドが着ているのにそっくりなフリフリのやつだった。
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