アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
スカート
-
「………スースーします。」
足に感じる違和感に顔をしかめる。
ユーリは見事にメイド服を着こなしていた。
「当たり前よ。スカートなんだから。」
「す、かーと?」
「…………メイドが着るやつ。」
「あ、そうなんですかー…。」
ユーリは納得してしまった。
メイドは呆れ顔でユーリの手を取り歩き出す。
「じゃ、アーサー様のとこ行くわよ。」
「え?……あ……はい…。」
(…アーサーさまちょっと恐いから行きたくないな……。)
しかしユーリは大人しく着いて行くしかなかった。
「アーサー様。」
メイドが扉をノックし声を掛けると、すぐに中から返事が聞こえた。
「…終わったか……早かったな。
そいつだけ中に入れろ。お前は下がれ。」
「……かしこまりました。」
メイドはユーリの背中を軽く押し、目で合図をすると、立ち去ってしまった。
「………ぅ……。」
自分でこの扉を開けるのは緊張する。
大きな扉に両手を掛け、ゆっくりと開いた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
11 / 207