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食事を。
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着いたのは大きなテーブルのある部屋。
良い匂いが漂っていた。
ユーリは適当な席に座らされ、アーサーがその向かいに座った。
テーブルには見たことのない食べ物がたくさん並べられており、ユーリはきょろきょろとテーブルの上を見回す。
「…????……???……。」
すると、アーサーが何やら手でジェスチャーをしながら何かを唱え、それを終えると金属製の何かを器用に使って食事をしだした。
(……食べ方まで綺麗だ………。)
ユーリは、アーサーの無駄がなく、かつ美しい動作に魅入っていた。
しばらくアーサーを眺めていると、アーサーが視線に気づき、こちらを向く。
「………どうした?…食べないのか?」
「……………え?」
食べる?
何を?
誰が?
「………何を…ですか?」
見たところ、ユーリのための食事など見当たらない。
何を食べるのかユーリにはわからない。
「…何を……?…お前、これの他に食べるものなどないだろうが。」
アーサーはテーブルの上の豪華な食事を示しながら言う。
「………?
それはアーサーさまのごはん、ですよ?」
ユーリはきょとんとした顔で応えた。
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