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良い夢を3
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「いいのだ、ユーリ。私はお前の気持ちだけで…う、…嬉しい…ぞ…」
「……………………」
「これから、これから私が与えてやるから…お前はただそれを受け取ればいい。喜んでくれれば…もっと嬉しい…」
「……アーサーさま………」
「いいな?」
「……、…はい……」
「そしてこれはもうお前の物だ。私がお前に与える物は全て受け取れ。」
「……………ありがとう…ございます…アーサーさま…」
泣き止んだ様子のユーリからアーサーはそっと体を離し頭を撫でてやる。
ユーリはアーサーの手に身を委ね、目を閉じた。
しばらくして、ユーリが寝息を漏らしているのに気づいた。
アーサーはゆっくりと体をずらし、くたりと力の抜けたユーリを布団に寝かせてやる。
「…………似合っている…ぞ…」
寝ているとわかっていてもやはり少し照れる。
アーサーはユーリの額にキスを1つ落とし、先ほどまでユーリが着ていた服を適当にまとめると自分もベッドに入った。
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