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朝
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「ユーリ、今日はきっとアーサーさまは遅くなられると思うわ。」
「…………はい……」
エイダとアーサーを一緒に送り出した後、明らかに元気のない様子のユーリにアリアは仕方ないな、と笑った。
「私じゃ不満?」
「……ふ、ふま…ん…?」
「私じゃアーサー様の代わりにはなれないのかな〜って思ったのよ。」
「………あ…アーサーさまは…俺のご主人さまで…アリアさんは使用人さんで…だから……」
「そうじゃなくて…えっと……うーん!難しいなー!」
「……ご、ごめんなさい……」
「……まぁ…まだわからないわよね…いいのよ。さ!朝ごはんにしましょう!」
アリアは切り替え、とでも言うように手を叩き、ユーリの手を取る。
「ユーリ、スクランブルエッグ好きでしょう?ベーコンとスープも用意してあるし…あ、サラダも食べてね?」
「…、はい…!」
笑うアリアにつられて、ユーリも少し元気を取り戻した。
「ところでその服、どうしたの?」
「あ、アーサーさまが…買ってくださって…!」
「ふふ、似合ってるわよ。」
「あ、ありがとう…ございます…」
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