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打ち明け
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「今日は1日中暇だろうし…ずっとお絵描きってのもあれよねぇ……」
アリアはちらりと窓の外を見やり、首を振った。
「……しかも…雨……」
「お、お花が…育ちます…!」
「………まぁ…そうね……たまにはいいかもしれないけど……よりによって今日……」
「……あ、アーサーさま…だいじょうぶでしょうか……」
「今日は隣町を越えたとこの湖に行かれたのよ。だからたぶん向こうは大丈夫だと思うわ。」
アリアの言葉を聞いたユーリはニコリと笑ってまたクレヨンを滑らせ始める。
が、しばらくしてその手を止めた。
「……あ、アリア…さん…あの……」
「ん?」
「…あの…、…あの……おれ…ちょっと……あの………えっと……」
「どうしたの?」
アリアがしゃがみこんでユーリと目線を合わせる。
ユーリは少し周りを見回したあと、アリアに耳打ちをした。
「……地下に……ともだちに…会いたいです………」
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