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兄ポジ
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「そうか……それで?何か困ったこととかはないのか?」
「うん…!だいじょうぶだよ…!」
「良かったな、俺も安心したよ。」
ユーリはルジンに頭を撫でられ、上機嫌な様子だ。
しかしアリアは時計を確認しため息を吐いた。
「ユーリ、そろそろ…」
「あっ…………はい……」
表情こそ曇ったものの、ユーリは大人しく立ち上がる。
そしてルジンの方に振り返りその手を握った。
「…ぜったい、また来るからね、だから…だから……」
ルジンもそんなユーリを抱きしめ、髪に何回かキスをした。
「待ってるさ。いつまでもな。」
「うん…!」
「さ、行っておいで。俺もそろそろ仕事だ。最近、そんなに仕事がキツくないんだ。アーサー様のお陰かもな。」
ルジンはそう言ってウインクをすると、最後にもう一度ユーリの頭を撫でて部屋を出て行った。
「………さ、行きましょう…」
「……はい……」
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