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母性だね
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「良かった…まだ帰ってらしてないようだわ。」
アリアは周りの様子を確認すると、他のメイドに時間を聞きユーリをアーサーの書斎へと連れて行った。
「ユーリ、アーサー様はもう少しかかると思うからお絵描きでもしましょうか。」
「はい…!」
「じゃあ紙とクレヨンを持っていきましょう。」
「あ、ありがとうございます…!」
「何を描いているの?」
「…あ、…アリアさん…です…」
「あら、嬉しいわぁ…ありがとうユーリ。」
「…えへへ……」
ユーリは嬉しそうに浮いた足をバタつかせる。
「上手ねぇ…」
「いっぱい、描いてます、から…」
「うんうん、良いことよ。」
子供らしくキラキラとした目で話しかけるユーリに、アリアは未だ持ったことのない自分の子に接しているような気持ちになった。
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