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部屋 (sideケイ
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「…どこに行くの…?ケイさん…、…ケイさん…」
「地下。」
「っ、おっ、おれ……」
「別に…地下に戻すわけじゃないわ……」
「…………」
(じゃあ……何……?)
「もっと…酷いもんよ……」
ケイは苦虫を噛み潰したような顔で、ぼそりとそう呟いた。
「……なに、ケイさん…これ、なに…?」
目の前の子供はただ不安げに縛られていく自分の手足を交互に見ている。
私はユーリを連れて、”拷問部屋”へと来ていた。
細い、小さな腕は今にも折れそうだ。
「…ごめん…私だって…こんなことしたくないわよ……」
城は給料は高いけどその分キツいとは聞いていた。
けど、キツいって”こういうキツい”なの?
「………ごめん……」
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