アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
告白
-
「今…なんて…?」
沈黙を破り声を発したのはケイだった
「今の…貶めたって…なんですか…?」
「…私たちが……ゆ、ユーリを……」
「貶めたってなによ…ねぇ…!」
ケイに突然掴みかかられたが、サラはまともに反応することができない。
床に叩きつけられ馬乗りされても、サラは動くことができなかった。
「…”私たち”ってなによ…、じゃあユーリは……」
「…………………………」
「言いなさいよ!!!卑怯者!!!っこの…卑怯者!!!」
ガクガクと揺さぶられて、頭がぼうっとする。
「……エイダ様が…」
「…エイダ様……?」
「ユーリを、地下に監禁しろと…そうしたら…全て上手くいくと……だから……」
「……………………………………」
サラの襟元にかかっていたケイの手がダラリと床に落ちた。
「……最低……最低よ……あんたなんか………」
ケイはまた涙が止まらなくなって、泣きじゃくった。
「…っ…ゔ………、…ユーリ………」
後ろで黙って見ていたアーサーが急に椅子から立ち上がり部屋を出て行く。
ケイは泣きながらも立ち上がって急いでそのあとを追いかけた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
173 / 207