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2度目の初対面2
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「あ、あなたが…『この城の』アーサーさまですか…?」
「…そうだ……」
アリアの後ろでビクビクと震えている子どもにアーサーの頭は殴られたかのようにぐわんぐわんと揺れた。
まさか、こんな
「…は、はじめまして…おれは、ユーリっていいます…あの…ご、こめんなさい…おれなんかが…おれ…奴隷なのに…」
「……いいんだ…いい……心配するな…」
震えながら涙を浮かべる子どもの前に膝をつき、優しく背中を撫でてやる。
そうだ、今や自分はユーリの知らない人間なのだ。
ユーリにとってここは全く知らない土地で、ケイやアリアも知らない大人なのだ。
「…すぐに、アーサーが迎えにくるさ。」
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