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アーサー2
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「アーサー様、この後……あ…」
「…アリア…」
ノックをして部屋に入ってきたアリアはアーサーの上で眠るユーリを見つけるとコソコソと近くに寄ってきた
「…どうでした…?」
持ってきた紅茶を静かに机の上に置き囁くような声で喋りながらユーリを覗き込むアリアにアーサーも小声で返す
「…まるで出会う前だが…少し違う…」
「…やっぱり……私たちのことを覚えてないのに私たちの話をするから…混乱しちゃいますよね…」
「ああ…」
「でも…こういう穏やかな時間…久々ですね…」
「……あぁ…」
愛しそうにユーリの頭を撫でるアーサーを見て、アリアも仕方がない、といった風にため息を吐いた。
「…次の予定はキャンセルしますね。アーサー様も休んでください。」
「…すまない」
「いいんですよ。」
「………………………………」
「……………記憶……」
「……戻るさ……きっと………」
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