アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
Episode10 side時雨
-
僕が彼に目隠しについて聞いた時、意外にも反応を示した彼。怖いかと聞くと、目立った動きは無かったものの、彼は俯いていた。
この昼間の中、いきなり目隠しを外してはいけない。
彼の反応から考えれば、少なくとも数年は目隠しをつけさせられていた筈。少しずつ、目を慣らしていく必要がある。一度目の実行は、夜。
「…じゃあさ侑君、僕と少し話さない?」
案の定、彼は反応を示さない。でも様子を見るに、完全に感情がなくなった訳でも、死にたがっている訳でもなさそうだ。
僕の事が信用出来ていないのと、未だに「ご主人様」を待っているんだと思う。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
12 / 250