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Episode13 side時雨
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夜になった。
彼が入院してから、僕はずっと彼の病室に居た。
そして、ずっと何かを話していた。
今日で言うならば、天気。
一日毎に、話題の方向性を変えている。
けれど、一日に多方面の話をしたりはしない。
一応僕にも計画がある。
まぁそれは、「成功したら良いな」程度。
…今日彼が眠ったら、彼の目隠しを外して状態を見なければいけない。
もしかしたら盲目かもしれないから。
「…じゃあ侑君。僕は食事を取ってくるから。」
彼の食事を取りに行く事を口実に、僕はこの病室を出た。
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