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Episode17 side時雨
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彼の目隠しを取ってから数分。
彼は更に魘されていて、正直起こそうかとも考えた程だった。
その後起こった想定外。
それは、彼が目覚めてしまった事。
目隠しが外れていて、更に外したのが僕だと言わんばかりの状況下。まぁ、実際そうなんだけど…。
一応念には念をと薄暗い所で目隠しを外したものの、相手の顔や行動はばっちり見える範囲。
彼はと言えば、何年振りかに見えた目に困惑している。他人に目隠しを外されたと言う事よりも、今はそちらが気になっている様で。
「…め…」
少ししてから、弱々しく聞こえた単語。
それから、「なんで?」と言うのも聞こえた。
やっぱりそこを避けて通れるわけがない。
僕は苦笑して、話を始めた。
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