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Episode42
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「…ご、しゅじ…さ、ま…」
自分はご主人様のラブドール同然。
そう考えていたのに、ご主人様に直接言われるとショックが凄く大きい。
足が、動こうともしない。
脳は、動かそうともしない。
『死んでしまえば良い』
ご主人様ごめんなさい。
ご主人様の元から離れた癖に、生きててごめんなさい。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
「….死に、ます…」
咄嗟に窓に手を掛けるけれど、窓は完全に施錠されていて開かなかった。
担当医が来る前に…そう思うと、足の進みが速くなった。
多分、屋上がある筈。開いていると良いけど。
今の俺には考えている時間も余裕もなくて、急いで屋上に向かった。
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