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ー翌日ー
あれから宇月はずっと、どうすれば葵が正孝の事を考えなくなるのか、考えていた。
葵は今昨日のつかれでずっと眠っている。
そんな葵の髪をかきあげながらひたすら考えているがなにも思い浮かばない。
『葵君を僕でいっぱいにしたい。』
『僕は葵君がいなきゃ駄目なんだよ。』
『君が僕から離れないようになるのならばなんだって出来る。それくらいの覚悟はある。』
『なのに葵君は僕に答えてくれない。』
『どうして…』
そんなの宇月がいくら考えたところでわからないのは当然だ。
わかった所で宇月にはどうすることもできないであろう。
なぜなら葵は…葵は正孝の事を
〝好きになってしまっていたのだから〟
‘
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