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カチャカチャ…
宇月は食べ終えた食器を重ねドアへと向った。ガチャリとドアを開け、「じゃあまた様子見にくるから」そう言って部屋を立ち去った。
一人になった葵はふぅ…とため息をつき特にすることもないのでベッドに座る。
「フレンチトースト美味しかったなぁ。」
つぶやきベッドに座ってるのも暇だなと感じた葵は、本でも読むかと部屋の隅にある本棚へと向かおうとベッドから立ち上がろうとした。
その瞬間。
「うわぁ…っ」
ふらっと視界が横に揺れそのままバランスを崩し床に倒れこむ。
「あ、足に力が…力が入らない。どうして…っ」
ちょっとしたパニックにおちいっていた葵。
いくら考えても力が入らない理由が見つからず床に倒れこんだままの体制で動きが止まる。
そんな時
トントントン…
階段を登ってくる音がシーンと静まり返った部屋にかすかに響いた。
「う、宇月さん…かな?」
宇月さんなら助けてくれるかもと部屋に入ってきてくれることを期待した葵。
ガチャリ…
期待通り宇月は部屋に入ってきた。
「宇月さん!あの…俺なんか足に力が入らなくて…っ。その…ちょっと助けt…」
「僕の仕業だよ。」
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