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家に入るとすぐに正孝の部屋に案内された。
正孝のへやは、大きなベッドに机、クローゼットと、スッキリしていた。
葵は、しばらく正孝の部屋を見回っていると、正孝が居なくなっている事に気付いた。
思わず、ドアに向かい部屋から出ようとするが、鍵が外からかかっていて出られなかった。
「正孝っ!お願い出してっ。正孝」
葵は必死に叫んだが、正孝がくる事はなかった。
それでも諦めず叫び続けると鍵の開く音がした。
勢いよくドアを開けると、
そこには、正孝ではなく知らない男の人が立っていた。
「あ、あなたは…誰、ですか?」
その男の人は黒い燕尾服を身にまとい、整った顔立ちをしていた。
「私は、一ノ瀬 忍。正孝様の執事でございます。」
「執事さん?」
正孝に執事がいたなんて。
正孝はそんなにお金持ちだったのか?
一人で考えていると、一ノ瀬が話しはじめた。
「正孝様のご命令で、あなたがおとなしくされてい無いと、私はあなたを黙らせなければありません。私もそのような事はしたくありませんので、静かにいて下さい。」
「で、でも俺……」
「これが最後です。静かにいて下さい。」
そう言うと、一ノ瀬は葵を部屋にもどし再び鍵をかけた。
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