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「皆お疲れ様~。これ先生からの差し入れのジュースたから、一人一本持って帰ってな~。じゃあ今日は解さーん。学校は明後日9時からだから間違えるなよ~」
頑張って前もった街頭告知までやったも学祭は歴代一番の規模と賑わいをもって、無事終了した。
僕のクラスの女装カフェも一階の一番目立つ場所で開店したこともあり、かなりの盛況ぶりだった。
クラスの皆はカフェのメニューの工夫もそうだが、女装にも工夫をするため、去年の三年生で美容系の方面に進学した生徒を頼り、そこからの伝手で無料でメイクやウイッグなどの細々した女装の段取りを組み、元の容姿を生かした高レベルの女装を
披露していた。
綺麗に化けたノリの良い生徒達の接客で、かなり沢山の中学生と思しき女子達との触れ合いが出来た。
勿論その彼女等の親御さん達にも、来年共学になるとは言っても、男子生徒の多い学校に対する警戒を緩める一助となれただろう。
生徒達が帰り、祭りの後故か教室はいつも以上は静まりかえって見えた。。
連日続いた遅い時間までの残業は大変だったが、学祭を乗り切り、ようやく肩の荷が降りた。
僕自身明日一日休みを前に完全に気が抜けた。
「先生」
誰も居ないと思っていた所に声をかけられ、少し驚きながら振り向く。
「ああ、有川か。…まだその姿でいたのか。」
振り向くとそこには、夏用の女子用制服を未だ着たままの有川 遥(ヨウ)が居た。
有川の女装はクラスでもかなりの完成度で、肩甲骨の下あたりまでの黒髪ウイッグを可愛らしいレースのついたシュシュでハーフアップにまとめ、元から大きめだった目を、ゴテゴテしない程度のナチュラルぱっちりさせた清楚系美少女に変身していた。
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