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成人式
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新年明けて
1月。
あたしは成人式。
中学の同級生に会ってほんと話も弾んだ。
会話は尽きないくらい。
着物姿なんて七五三も成人式くらいだもんなぁー。
お迎えは聖が来てくれた。
シンプルなのに少し目立つ車だから来たのはすぐに分かった。
友達が
「あーっ!あの車の人かっこえーー!!」
ケイが言った
「あれ 優の彼氏じゃん!笑」
って。
言わなくて良かったのにと、思いながら
聖は車から降りて
助手席の前に立った。
見た目遠くから見るとやっぱり
ヤンキーにしか見えない 苦笑
周りの男子達も
聖を見てた。
なんか恥ずかしくて
行かなかったら
聖が歩いてきた。
まーぢーでー⁈
ケイはニヤニヤしながら
男子も目で追ってるし
目の前に立った聖が
「迎えに来たよ!行こっ!」って。
「そだ!いつも会ってるケイだょ!なかなか紹介出来なかったからよかった!」
「初めまして!笑」
「優の事いつもありがとね!これからも仲良くして!」
苦笑いのあたしにケイは
いやらしい顔で笑った。
転ばないように手を繋いで車に連れてってくれて
周りの男子は何故かあたしにVサイン。
そしたら
窓 空いてたからケイにバイバイしたら
周りの男子も友達も
「優ーっ!バッイバーイ!また会おうなぁー!」って。
聖がクラクション鳴らしてくれた
でもそっから聖はずっと喋りっぱなし。
「優は 人気もんだねぇー男子にもー
それにぃー
俺でもあんなでかい声でいわれなかったんだけどねー。
モテるんだねー優はー。」
って。
「ヤキモチ 笑?」
「違う」
笑ってると
俺のもんだもんって。
どこにもいかないよって
心の中で言った。
それから自宅に戻って
田舎のおばあちゃんに見せに行って
おばあちゃんは聖君はいい人だって
すごく褒めてた。
聖は帰りの車の中で
優1番綺麗だった!
シンプルなデザインだけど
凄く華やかだったょ!って。
自宅に帰ると着物を脱いで私服を着て
髪を直してるあたしに
お母さんが言った。
「優 綺麗になったね!笑顔も増えて明るくなった。
聖君のお陰かな!」って。
「そうだねー。
優さぁ。 たまに不安になる時あるけどでも、やっぱり後悔したくないんだ。」
「後悔するのは辛いからねー。
だから後悔しないように!」
お母さんの言葉が優しくもあり
成人したあたしに向けられた言葉でもあるように思えた。
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