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キャンプ ③
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「どうした?」
ミカさんは不思議そうな顔であたしの顔を覗き込んできた。
「あたし そんな ふさわしくないかも。」
「どして?」
「あたし 弱虫だしすぐ泣くし
聖の好きな笑顔だって常に見せれるわけでもない。
それに わがままだし
すぐ怒るし
それに、、、。」
「それがあって聖君ゆうちゃんのこと好きなんだって!」
ミカさんはニコってすごく優しい顔してあたしをみた。
今にも泣きそうな顔してるあたしに
ミカさんは
「あの子は大丈夫だょ。
あの子も色んなことにぶつかってきた子だから。
ゆうちゃんも色んなことあったんじゃん。
だからさ 不安ならあの子の目を見るといいょ。」
「目、、、。」
「きっとさぁーうまくは言えないけど
守りたい人の目って違うと思うよ?
ほら!
泣き虫でもわがままでも
心配そうな顔してみてるじゃん 笑」
聖はあたしが泣きそうな顔してるのを見てた。
「ねー パパ!笑」
「ん?」
「聖君はパパの弟なんだもんね?」
「そう!笑」
「だからー兄として怒るときは本気で怒る!」
一気にみんなで笑った!
人間
みんな強いわけでは ない。
そうミカさんは言ってる様だった。
「さー!食べよ!肉焼けたからたべなー!」
ほんとたのしかった。
ミカさんと話せて
仲良くなれた事で
心が軽くなれた。
あたしは
ミカさんみたいにまだ強くないけど
ミカさんが凄く大きな人に見えた。
「ゆうちゃん!たくさん食べて太りなー!」
って
藤原パパはあたしに言った。
ほんとこんな夫婦理想。
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