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キャンプからの帰宅
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藤原さんとも仲良くなって
それから個々の車でまた遊ぼうねー!って
帰宅することになった。
ミカさんは帰り際に
電話番号とアドレスの紙をあたしに渡してくれた。
「何かあったら連絡しな!」って。
笑顔で受け取ると
「妹みたい。ゆうちゃん。」
「ん?」
「あたし妹居ないからよく分かんないけど、ほっとけないなぁって。昔のあたしに似てる。
変に強がるとことか、でもこっそり泣いちゃうとこ。
淋しいのに辛いのに強がるから人に言えなかったり。
あたし こんなんだけど頼っていいよ!」
ミカさんの言葉が
あたしの奥を全て見られてるかの様だった。
でも 嬉しかった。
あたしを分かってくれる人がいる事が。
共感してくれる人がいる事が
本当に嬉しかった。
帰りの車の中は今日もまた
聖の好きな曲が流れてた。
「ミカさんと楽しそうだったね!」
「うん!」
「妹みたいって言われた。」
「笑 そっか!」
ミカさんの携帯番号とアドレスを登録して
窓の外を見ると
海がすごく綺麗に見えてた。
まだ夏ではないけれど
海ってなんだか広くて見てるだけで
癒される時が多々あった。
前に一度 行った事のある海。
あたしはその海が大好きだった。
貝殻も綺麗なのが沢山あって
砂浜もすごく綺麗で
汚れてもない綺麗な海。
この時はまだ
これから訪れようとしてる事に
何にも気付かなかった。
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