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プロローグ
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合宿も終わり、力をつけ新しい一歩を踏み出した。 はずだった.....
「思っていた以上に進行がはやいです」
「なんで今なの?やっと吹っ切る事が出来たのに、本気でバレーをしてみようって思い始めた所だったのにっ」
「入院してください。明確な治療法は見つかっていませんが、進行を遅らせる方法はあります。入院しないと本当に、」
「入院してもしなくても、どっちにしろ長くは生きれない。それなら僕は、1秒でも長くあのコートの上に立っていたい!」
「そんな事を言われたら、反対なんて出来るわけないじゃないですか。君は少し自己評価を見直すべきです。君が思っている以上に、君は周りに思われているのですよ?君はその事に気付くべきです。」
「お前の覚悟はわかった、だが無茶だけはするな。そしてもっと周りを頼れ。お前はまだ高校生のガキなんだ。だから、1人で全部抱え込まずに周りを頼れ、大人に甘えろ!!」
「イヤだ、諦めない。諦めきれるわけない!僕にはもう時間がないんだ。ここで諦めてたら、絶対に後悔するっ」
「あと少し、あと少しなんだ、あと少しで.... っなんで、なんでだよ.. っ頼むから、動け、動けよ僕の身体!!」
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