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どきどき
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今日の天気は曇り。
俺の気持ちのようにドンヨリしてる。
はあ…、さっきまで意気揚々だったけど
いざグランドの前にくると…
胃が痛い…。
2人でグランドに足を踏み入れた。
その時
「ちわっ!!!!!!」
突然、大きな声でマコトが叫んだ。
「うわ、え?!なに?!」
「え?
ああ、ごめん中学からの俺のくせ(笑)
グランド入る時はあいさつしなきゃいけない気がして。なんかさ、気合入るんだよ」
うわあ…、体育会系だ…。
「おっ、マコト!きたな?」
言いながらニコニコしながら近づいてくるごつい男がいる。
まさか、このお方が…!
「監督!こんにちは!!今日から正式に入部します!よろしくお願いします!」
マコトが叫ぶ。
「おう、よろしくな。期待の新人くん。
そして、横にいるお前は…?」
はっ。
俺のことだ。
俺のことみてる。
…こ、こわい!!
「あ、あの、俺、ま、マネージャーやろうと思って…それで、えっと…」
俺はめっちゃドモってしまった。
は、恥ずかしい…。
けど、これ以上上手に喋れないです、すいません。
「ああ!例のマネージャー君。
この高校じゃあ、なかなかやりたいって言う奴いなくて、助かるよ。たしか、シュンだろ?」
「え、わかるんですか?!」
「そりゃあね、マネージャー志望なんて珍しいから。」
男子マネージャーってやっぱ珍しいんだ!
てゆうか、この監督、すごく感じがいい。
「よ、よろしくお願いします」
「うん、でもよろしくする前に、ちょっと監督室来てくれる?
「え…?」
そう言い残すと監督は走って監督室へ向かった。
え?え?
なに?!こわい!!
「シュン、大丈夫。
とりあえず監督に任せてみて」
俺の肩に手を乗せて、
マコトはそう言った。
いや、でも、
こわいもんはこわいって!
「シュン、がんば!」
「う…。がんばる…」
俺はドキドキしながら、監督室を目指した。
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