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授業中にも関わらず。(不良君)
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僕の前の席に座る彼の名は確か、
池田賢人。
だったよぅな…
池田君は顔を赤らめながら俯いている。
外見を簡単に言うと、
ヤンキーである。
見た目によらず、
ウブなんだぁ…
僕はヤンキー池田君に話を振ることにする。
勿論面白そうな人だから。
友達になって見たいな。なぁんて、
ウブな子って癒されるよね。
僕はずっと癒しが欲しかったんだよね。
「ねぇ、池田君。」
「あ? な、何だ?」
振り向こうとしないで、
下で目線を泳がせながら、
平常心を頑張って保ちながら返事を返してくる。 可愛い。
「急なこと言うね。
僕と友達になってよ。池田君。」
「あ? 別に友達になってやってもいいぞ? 」
嫌だ。 と、断れると思っていたから、
驚いた。 この子案外アッサリしてる。
「ますます欲しくなったよ。
池田君。 じゃ、学校終わったら一緒に遊びに行こーよ。ね? 」
首を傾げながら聞いてみると、本当アッサリと了承してくれた。
ヤンキー君のギャップって可愛い。
そう思えるようになった僕って、
変…かな?
ヤンキー君、否。
池田君の頷きが嬉しくてついつい笑みが零れた。
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