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我慢の限界。(泣き)
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戸を素直に開けたことに後悔した。
ポロポロと流れてた涙は、
次第に大粒の涙に変わる。
濡れた自身を隠すように両手で覆う。
「ぁ、 見んな! あっちいけ! 」
「…」
返事も何の反応もない。
ただ見られてるだけ、
其れだけでまた泣けてくる。
「…ヤられたのか?」
口を開いたかと思えば、
余り聴きたくない言葉。
ヤられた。というより、
「 ど、 ぅい 」
そう答えるしかなかった。
渡瀬は悪くない。
「 ふぅん。 泣いてんのも、
イケなくて?」
尚も優しく聞いてくる奴にコクリと頷く。
「自分でできねぇの?」
無言で俯くと、其奴の腕が隠す慎介の腕を掴み、抵抗出来なくする。
「 抜いてやる。
状況的に変だが、俺はホモだ。安心しろ 」
「 尚更出来るかよ、離せ! 俺には好きな奴が居るんだっ、お前なんか要らねぇっっ 」
「要らない。 か、」
拘束する腕を離して、男はトイレから出て行く。
結局下半身のは後がどうなろうと、
自身を締め付けるネクタイから解放した。
後処理を済ませて。
寮に戻って渡瀬見つかり、また苛められる事を考えると嬉しくなるが、
反面、苛められるのが嫌で、帰りたくは無かった。
矛盾してるけど、1番勝手るのは…
帰りたくない気持ち。
自性を済ませてトイレから出ると、さっきの男はいなく、生徒殆んどが寮に帰宅していた後だった。
「 どこ、泊まろう。」
そーいえば、さっきの男。
名前聞いてない。
誰でもイイから泊めてもらおうと思ってたんだけど。
渡瀬にくっついてた慎介は
友達がいなく、帰る場所がない。
「 あそこ使わして貰お 」
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