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お化け屋敷は幽霊の巣
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「ダシテダシテェェ」
「ひぃぃっ」
「イタイヨォダシテダシテェ」
「い"ぃぃっ 来んなぁあっ」
現在進行形で霊さんに追いかけられてます。
勿論本気の走りで、一緒にいた不良君は?って?
「 知るかぁぁああ??! 」
「イタイヨォイタイヨォクライヨォ"オ"ォォ 」
「いぃやぁあ"ぁ"あああ~ 」
ズドドドドドドドドドドドド←僕の足音
ヒタ……ヒタ…ヒタヒタヒタヒタ…←幽霊さん
「へ? 」
幽霊さんのヒタヒタ這いずる霊さんが停まった事に抜けた声を漏らした。
僕も停まって霊さんのいる後ろを恐る恐る振り返る。
「あれ、い ない。 って、ぎゃあぁぁああああ???? 」
振り向いていないと思った瞬間横に立っていた幽霊さん。
めっちゃ血流しながらこっちガン見してくる。何て不気味なの?!
ドダダダダダダダダダ←僕
と、横に立つ霊さんを振り切って再び走る僕は、いつの間にか出口に着いていたみたい。
眼には光が差し込んだ。
けど、尚も僕は足を停めることなく出口を出る。
ボフッ
「ぶっ」
周りが視界に入ってなかった僕は、誰かにぶつかった。
「何1人で逃げてんだよ。」
ぶつかった相手から知った声が聴こえる。
上を見上げると、
「ぁ、」
池田君だ。
池田君の瞳は始めて僕を捉えて、真っ直ぐ僕の顔を覗き込んだ。
あら、イケメン。
じゃない、
「え、なんで置いてったのに出口に?」
「置いてったって自覚あったのか。
入り口入った瞬間に行成叫び出して走って行くから、しょうがなくお化け屋敷担当の人に先回りさせて貰ったんだよ。」
へ、へぇ
「え、とぉ。」
入り口入った瞬間僕、逃げてたのかぁ、
ま、ふっっつうにお化け屋敷に入り浸ってるあいつらが居るのが悪いんだし、
「 あー、別に謝んなくていーぞ。
入り口に入って猛ダッシュするくらい苦手だって分かったし。ククッ 」
「お化け屋敷が怖いんじゃなくて、、」
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