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幽霊さんは去り、悩んでます。
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僕らは遊園地の中のお土産屋さんに居る。
何で土産かって?
弟への…に決まってるでしょ。
僕はブラコンじゃないからね?
気まぐれに買って行くだけ、
気まぐれに慎のも買っとこっと。
首輪にしよーかなぁ。
それか、アイマスク?
あ、電動マッサージ機もいーなぁ。
弟にはガムテープかなぁ。
あいつ口煩いから塞ぐのもありか、
「 S思考辞めやめ! 」
「お前、Sなのか?」
「うわぁっ! ビックリしたぁ。
いぁ、僕、元はSじゃないよ、Mでもないけど。」
買って帰る土産に悩んでいたら頭上から低くも高くもない声が聴こえた。
思わず肩をビクつかせた僕にまた、クックッと笑う。
「池田君ってさ、ドSでしょ。」
人の怖がるとこ見て笑う人って絶対Sだよ。
てか、今日の池田君よく笑うなぁ。
「俺は………S、なのか?」
いや知らないし、
「さぁ、そーなんじゃないの? 」
池田君は「ふぅん。」と合図値を打って土産選びに戻って行った。
本当何なんだろうね。
優しかったり、意地悪だったり。
笑うとクールにプラスされて綺麗だったり。
僕が女だったら堕ちてるよ。
あの笑みは最強だよね。笑
綺麗な人って僕の心臓に悪いよ。
「んー。2人のお土産どうしよ、
……。…池田君に選んでもらお。」
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