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擬人化文房具 1
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直哉と一緒に教室へ入る
教室はいつもと変わらずざわざわと騒がしかった
俺は教室の一番後ろの窓際の自分の席へ向かった
鞄から筆箱を取り出すと思い出す昨日の悪夢
(どうか学校では擬人化しませんように!!)
それだけが俺の願いだ
キーンコーン カーンコーン
とくに何の異変もなくお昼が過ぎ午後の授業へ入った
昼食あとの英語は眠気を誘う
うつろうつろしてるといつの間にか授業が終わり周りの人達は次の授業の支度をしていた
すると女子生徒が俺に話しかけに来た
「ねぇねぇ!東雲くん!!」
よくあることだ…
しかし大概聞かれることと言えば直哉ののことだ
彼女はいるの?とか 好きなタイプは?など…
そんなもん俺が知ってわけないだろ
(直接聞けばいいのに…)
「…なに?」
うんざりしながら返事をすると女子たちコソッと
「東雲くんはさ鈴原くんとどういう関係なの?」
とキラキラした眼差しで聞いてきた
「どうって…」
困惑する俺をよそに何故か楽しそうに にやけている
「…幼なじみだけど」
「ほんとにそれだけ?」
「…一応友達…」
「友達以上のことはしてない!?」
一体どんな返事を期待してるんだか
「あんなことやこんなことしてるもんな~」
!!!!
後ろから突如余計な口をはさむ幼なじみを睨みつける
「…誤解を招くような言い方をするな」
「え~、あのときの悠真の可愛さ見せてあげたいなぁ~」
「なになに!?あのときってどの時よー!」
一層盛り上がる女子たちが少し怖い
そしてこの状況を楽しんでる幼なじみ…
最悪だ…
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