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12 side:アキラ
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どうして、こんなことになってしまったのか…
「うっ…うぐっ…ぅ…!!」
口の中にネクタイを詰められていて声は出せない。
脚は解かれたけれど、状況はさっきよりずっと悪くなっていた…。
『最後までさせてね?』
上から縛られた僕を見ながら言った俊の言葉を思い出す。
最後までって、何だよもう…
置かれてる状況を考えるとゾッとする程怖くなる…。
ガチャリと、扉が開く。
大量のタオルと、小瓶を持った俊が戻って来たのだ。
「あ、ちゃんと大人しく待っててくれたんだね?」
「うぐぅ…!!うぐぅぅう!!!」
大人しくもなにも、縛られてるのだ。
「ローションないから、オリーブオイル持ってきた」
そう言って近づいてくる俊。
唯一自由になった足で、本気で蹴りを入れてやろうと思いっきり暴れる。
「危なっ!また縛られたいのか?大人しくしてろよ」
いとも簡単に、片足を抑えつけられる。
それでも諦められない。
「ほら、さっき写メ撮られてんだから、もう諦めろって」
そう言われて体が強張る。
まさか、コイツにイッたばかりの下半身の写真を撮られて脅されるなんて思いもしなかった。
「下にタオル敷くから、腰あげて」
慣れた手つきで布を敷いてくる。
今まで見たことない俊を見ているようで怖くなる。
「ほら、早く」
俊の手が俺の脇腹を触る。
「!!!!うっぐあっぐうっっっ!!!」
ネクタイのせいで声がうまく出ない。
それでも、擽られると体はしっかりと反応してしまう。
悔しさと恥ずかさでおかしくなりそうだった。
………もしかすると、もうおかしくなっているのかもしれない。
言われた通りに、腰を浮かせる。
ニヤニヤと笑う俊が俺を見て笑う。
「アキ兄ちゃん、やぁらしい〜!」
こうやって、揶揄う時だけ「兄」とつけるのは凄く意地悪だ。
悔しいのに、ゾクゾクしてしまう自分がいるのは何故なのか。
手早に腰の下にタオルを敷かれる。
腰を突き出すような格好をしているのが恥ずかしい…
早く敷き終わって欲しい気持ちと、敷き終わったら触られるという恐怖が交差する。
「っっ!!!うっんぐぁっあっっあああぁあぅあぅ!!んっああっあああ!!」
「ははは!油断してたでしょ?」
俊は腰を浮かせてる俺の下に手を入れ、腰や尻を擽ってきた。
「ぁああ!っっっ!!あっうんぐぅ!!」
「凄い、アキちゃん…また勃ってきてる」
こんな自分はもう嫌だ。
なんでこんなことで反応してしまうのだろうか…。
必死に腰を捩り、脚をバタつかせて抵抗を試みる。
「元気だねぇ…また縛ろうか?」
「うぐっ!!」
俊はまた小首を傾げて俺に言う。
「これからが本番だから。ね?」
可愛く言ったって、もうその手は通用しない。
俺はブンブンと首を振って拒否する。
「うぁあ!!うがぁぁああああ!!!」
ヤダと伝えたいのに、言葉にならない。
「もう、獣みたいに吠えないでよ」
そう言って笑う俊。
「いい子にしてれば縛らないから…」
耳元で、囁かれる。
首筋、耳に、息がかかる。
「ひぅっ……」
「脚、開いて?アキちゃん」
唇が触れるか触れないかの距離。
それがゾクゾクした。
目をぎゅっと瞑る。
擽られるのだけでも嫌なのに。
このあと続く行為を思うと信じられなかった。
けれど、今の俺にはどうしようもない。
覚悟を決めてゆっくりと脚を開く。
「いい子…」
そう言いながら、俊は俺の首筋の匂いを嗅ぐように鼻を近づける。
それだけで、全身に鳥肌が浮かびゾクゾクと体が震えた。
「もうすっかり完勃ちになっちゃったね?」
脚を開いた俺の太腿を、ゆっくりと撫でてくる。
その手つきは優しいしけれど…この上なく厭らしい。
「やあぁ…っっ!!」
近くで感じる、俊の匂 い。俊の存在。
「ぅぅう…うぅうう…!!」
涙が溢れてくる。
「うんぁあう!!!!」
トロリと、太腿を液が伝うのを感じた。
オリーブオイルを掛けられたのだ。
「!!!!!!!!!!!」
ヌルヌルと滑る手が、太腿を撫でる。
「んぁうぅぅううう!!うぐぅううう!!!んぅぅうぁぁぁあ!!」
「オイル広げてるだけだから。そんなに喘がないでよ」
俺は必死に俊の手を阻止する。
脚を閉じてそれ以上、この行為が進まないようにだ。
「こら!縛らないでいてあげてるんだから、いい子にしてて!」
言われた言葉を理解していても、従うことなんてできない。
「強情だなぁ〜擽られてイク変態ちゃんなのに」
「んぁあああ!ぐあああっあぁぁっあああっ!!」
脇腹を触られ、脚の力が緩む。
浮き上がった片足をさらにグイと上にあげられ、脚を広げさせられる。
「ふふ…煽るのがうまいねぇ…」
「ハァゥ!うぐっ!!」
擽られて反応した俺のモノが、ビクビクと震えている。
「じゃあ、コッチ。じっくり遊んでやるから」
尻の割れ目に沿って、指が這う。
ヌルヌルとした液体が尻の間に掛けられる。
そして、指が穴の周りを中心に動き出す。
「うんぁぁああ!!ぅううう!!!」
その行為すら、擽ったくて体が痺れるように痙攣する。
そんな俺を見て嬉しそうな俊。
「中もタップリ擽ってあげるよ」
そう笑う俊の顔。
今迄見たことないようない目の色…。
もう幼馴染の彼の姿をはそこにはない。
獲物を狩るような、そんな獣のような表情だった。
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