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解決!!(赤司君が本気で可哀想です!!嫌な人は全力で回避!!)
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赤司side
東京駅に着き、新幹線を飛び出した。
走りながら、僕は光樹の行きそうな場所を考えていた。
彼なら何処に行くだろうか。マジバ…。火神の家…。それとも自分の家だろうか…。
うんうんと悩んでいると、ふとある場所が頭に浮かんできた。
ああ、間違いない。彼はきっとあの場所にいる。僕はその場所へと急いだ。
ストバスコートのある小さな公園。その中にあるベンチの上に見覚えのある人影を見つける。泣いているのだろう、下を向いている。時々鼻をすする音も聞こえてくる。
やっぱり…。
ここは僕が光樹に告白した時の場所だ。
赤「光樹」
ビクッと肩が震える。
降「な、なに?」
赤「今からする僕の話を、何も言わずに聞いてくれ。何かあれば後で聞くから」
降「う、うん…」
赤「僕は中一から中二にかけて虹村と付き合っていた。まぁもちろん好きだった訳だし、別れるのは辛かった。
でも僕が辛かったのはその後だった。
帝光中学校は名門として見られているが、生徒の中には不良という輩もいる。そいつらに目をつけられてしまったんだ…。
最初は軽い暴力だった。まぁ、この程度のことなら大丈夫だろうと思ってほっといておいたんだ。しかし、それが間違いだったよ。日が経つにつれて暴力は酷くなっていった。そしてついにあいつらは僕を犯した。屈辱的…としか言いようがなかった。しかしあの頃の僕には、大輝ほどの体格の男を2人も退けられるほど力がなかった…。
それから定期的に犯されるようになった。幸い、黒子達が気づいて先生に言ってくれたから、あいつらは停学になったが…。
しかし僕はその事が原因で、人と関わる事が怖くなった。
僕はいつも1人だった…。
そんな僕を助けてくれたのは、光樹。君なんだよ…。君のその笑顔、優しさは僕を救ってくれた。そんな君に僕は恋をしたんだ。
だから虹村とは何も無いんだよ。もう何とも思っていない。僕には光樹だけなんだ。
だから…、お願いだから、僕から離れていかないで。
どうしても別れたいと言うのなら友達でいさせてくれ。お願いだ」
降「………」
赤「光樹?」
降「あれ?可笑しいな。ごめんね。泣き止もうと思ってたのに」
光樹はポロポロと泣いていた。
赤「僕の方こそすまない。もっと早く話すべきだったね」
降「いや、こっちこそありがとう。言いにくかったんだろ?
でもさ、なんで俺の前には俺司?は出てこないの?」
赤「俺に会いたいのか?」
降「いや、そういう訳じゃないんだけど…。虹村さんの前では俺の方が出てたから…。」
赤「それは、僕が虹村と話したくなかっただけた」
降「え?」
赤「僕はあまり虹村の事を気に入っていないから、だから俺に変わったんだ」
降「じゃあいつも出てこないのは?」
赤「僕が俺と変わらないからだろ。僕は君とずっと一緒にいたいからな」
降「そ、そうだったんだ…///////」
赤「これで誤解は解けたかい?」
降「う、うん…///」
赤「光樹。誤解が解けた上で聞くよ。まだ僕と別れたいかい?」
降「ううん、全然。ごめんな。変な誤解して」
赤「全然いいよ。それに君が言ったんじゃないか、『沢山喧嘩して沢山仲直りして沢山笑い合いたい』って」
降「…そうだな(´▽`*)」
赤「これからもこんな喧嘩いっぱいしよう。そしてこうやって仲直りしよう。最後には2人で笑い会えるように」
降「うん」
………………………………………………
一件落着です(*´ω`*)
なんか暗い話に…(すごく不本意なんですが…)
赤司君を可哀想にしすぎた…(^^;)
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