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その執事、看病2
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おまけ:次の日の朝
「・・・んぅ・・。」
カーテンの隙間から射し込む朝日がまぶしくて、シエルは目覚めた。
(もう朝か・・・?いつもならとっくにセバスチャンが起こしに来ている時間だが・・・?)
ぼやけていた視界がだんだんはっきりしてきた。
「お目覚めですか?坊っちゃん。」
「ああ・・・・・って、うわああああ!!!」
「おはようございます。お身体の具合はいかがですか?」
「お前・・・っ、お前・・・・なんで僕のベッドにいっしょに寝てるんだっ!?」
「・・・お元気そうですね。昨日の夜のこと、覚えていらっしゃらないのですか?」
「き、昨日の夜・・・?ここまで来て・・・着替えたところまでしか覚えてないな。なんでこうなった?」
「クスッ、覚えてらっしゃらない・・・?坊っちゃんが泣いて私のことを離さなかったのですよ?『セバスチャンだいすきぃ、行かないでー』ってv」
本当は“だいすき”だなんて一言も言っていないのだが、シエルが覚えてないのをいいことにセバスチャンは意地悪しはじめた。
「っ!?ぼ、僕がそんなこと言うはずないだろっっ///」
「おっしゃいましたよ。嗚呼、あの時の坊っちゃんは本当にかわいらしかった・・・・v」
「やめろおおぉ!思い出すなっ///クソッ、なんで僕は覚えてないんだっ////」
「坊っちゃん、いつもあのくらい素直になって頂いても構いませんよ?」
「うるさいっ///主人が執事と一緒に寝るだなんて、誰かに見られたらどうするんだっ!怪しまれるだろう!?」
「その点はご安心を。」
「?」
「坊っちゃんが泣きついて離してくださらないので、メイリンを呼んで必要なものを持ってくるように言ってしまいました。私と坊っちゃんのただならぬ関係に気づいたと思いますよv」
「ばかあああぁぁああっっ!!!!/////」
「それに・・・そのうち当たり前のように一緒に寝る日が増えますよ。」
「・・・なんでだ?」
「坊っちゃんにお教えするのはまだ早いですv」
「嫌な予感しかしないんだが・・・。」
「ほら、昨日我慢した分、たくさん貴方にキスしたいです。覚悟はよろしいですね?シエル・・・」
「よろしくない!よろしくないいぃ////」
そのあと散々苛められたせいで、再びぐったりしてしまうシエルなのでした。
セバスチャンはまだまだ本気出してないけどね。
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