アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
その執事、主人2
-
「坊っちゃん、目を開けてください。」
シエルがそーっと目を開けると・・・そこには見馴れたセバスチャンの顔。
「・・・戻ったのか。」
「ええ。無事に元に戻れてよかったです。」
ハッ!
「セバスチャン!甘いのは!?」
「ご褒美・・・欲しいですか?」
「当たり前だろ!おやつより甘いの、早く食べたい!」
すごくわくわくしているシエル。
クス・・・
「では、目をつぶって口を開けてください。」
言われた通り目を閉じて、あーんと大きく口を開けるシエル。
「お口はそんなに大きく開けなくていいんですよv」
不思議に思いながらも小さく口を開け直したシエル。
それを見たセバスチャンは満足そうに微笑み・・・
シエルに口付けた。
「んっ!?ふ・・・ぁ・・///」
息が苦しくなるギリギリのところで離れ、また角度を変えて口付ける。もっと深くへ・・・と。
「坊っちゃん・・・っ」
シエルは長いキスを受け続け、息より先に胸が苦しくなった。
最近お互いに忙しく、こんなに深く口付けたのは久しぶりなのだ。
「ん・・・はぁ・・っ」
チュッと音をたてて離れると、シエルは呼吸を整えながら潤んだ瞳でセバスチャンを睨み付けた。
「・・・おやつより甘いご褒美って・・・これのことかっ///」
「そうです。坊っちゃんもお好きでしょう?気持ち良さそうにされてたではありませんか・・・。」
「・・・///チョコの方が甘い・・・甘さが足りない・・・ぞっ!」
「!?」
今度はシエルからセバスチャンに口付けた。
決してうまいとは言えないが、一生懸命舌を使うシエルがとても愛しい。
しばらくしてシエルが離れると
「チョコレートより甘く・・・溶かしてさしあげますよv」
(~っ!)
耳元で囁くので、シエルはゾクゾクした。
そのままシエルの耳たぶを甘噛みし、舌を差し込む。
そんなことをされたのは初めてで
直に聞こえるピチャピチャというダイレクトな水音に、どうしたって感じてしまう。
「あっ・・・ふぅ・・・///」
声が出てしまうのが恥ずかしい。
「・・・シエル・・」
「ああっ//も・・・やめてぇ・・・っ///」
セバスチャンが無意識にモジモジし出したシエルの下肢に触れようとしたそのとき ────
コンコン
「坊っちゃん、セバスチャンさんおはようございますだ!セバスチャンさん、お電話ですだよ!」
(チッ)
またしても邪魔が入り、そのさきには進めず、かわいそうなセバスチャンなのでした。
.
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
9 / 21