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くだらないことを悩み過ぎる僕の悪い癖
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( ※高2 冬のテスト期間を挟んでのお話しです。)
「火神に会いてぇ‥バスケしてぇ‥」
テスト勉強なんてちっともやる気がでない。
けれど幼馴染でもあり部活のマネージャーでもある桃井さつきと恋人でもある火神の高校の部活の監督相田リコによって互いが会うのを禁止されている。
『勉強こそが学生の本業』この言葉を特定とした人物からではないが、昔から耳にタコができそうなくらい聞かされていた。
「かがみんに会いたいんならテストで良い点数とらないとね!」
今年は去年までは無かったノルマもプラスされていた。
と云うのも去年もテスト期間全てにおいて火神と会うのを禁止させられ勉強なんて手にもつかなかった。
きっとそれが原因であったのだろう。
それからと云うもの、全教科60点以上を取らないと週に一度しか会えないと決められてしまった。
けれどいつもなら「やってられるか!」と罵声をあげているのだけれど、今回はこのノルマを火神自身も達成しないといけなくなってしまった。
火神は俺みたいに拒否れることもなく向こうの監督の言葉を了承してしまった。
「テスト期間がズれてるってのが一番だりぃわ」
「しょうがないじゃない~高校が違うんだから!」
さつきが言っているのは最もだった。
けれど何故高校が違うというだけでテスト期間も日にちが違うのかと呟けば「ここは私立であっちは公立でしょ」ともっと最もらしい返答が返ってきた。
「‥‥二週間だぜ、二週間」
「我慢しないとペナルティつけるよ?」
「それはやめてくれ」
「じゃあちゃんと勉強してよね!」
「分かった分かった」
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