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「着きましたよ。」
「ここが日枝流荘…」
日枝流荘は理人さんのおばあさんが何となく建てたらしい。俺たちがくる少し前になんとなく改装したのでお洒落な建物になったと理人さんが言っていた。
「今管理人の理人さんはいないのですが勝手に入って大丈夫ですよ。」
どうせあの人しばらく帰ってこないだろう。山じいも理人さんに頼むなんて人選ミスもいいとこだ。あの人方向音痴なのに。
「え、あの、勝手にって。」
困惑する水瀬さんを置いて俺は玄関へ向かう。俺は迎えしか頼まれてないのでこれ以上は面倒だからしない。
「入って右側の扉開けるとリビングですから。そこのテーブルの上に注意事項やここの見取り図があります。あなたの部屋は五号室。質問はありますか、ないですね。わからないことがあれば聞いてください。四号室にいますから。あと絶対に兄さんに迷惑かけないでくださいね。兄さんはすごくかっこいいので一目見たらわかると思います。では、俺は部屋に戻ります。」
言いたいことを全部言った俺は水瀬さんを玄関に置いて自分の部屋に戻った。
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