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ドアを叩く音が聞こえた。
誰だろう水瀬さんかな。
時計を見るともう17時だった。
「ちーいる?」
兄さんだ!俺をちー、と呼ぶのは兄さんだけだ。
「兄さん!どうしたの?」
俺はすぐさま部屋のドアを開けた。
「あ、勉強中だった?ごめんね。」
兄さんは俺の机の上をみてそういったが優先順位は比べるまでもなく断トツで何よりも兄さんが大事なのでどうでもいい。
「ううん、大丈夫だよ?どうしたの?」
「あのさ、理人見なかった?朝からいないんだよね。今日ってさ、新しい人くる日だからそれも含めてどうしたのかなって。」
ああ、笑いながら首を傾げる兄さんかわいい。
あ、そういえば理人さんのこと忘れてた。
「理人さんなら山じいが飼ってる猫探しに出掛けたよ。新しい人はたぶんもう部屋にいると思う。」
「あ、そうなんだ。理人大丈夫かな…新しい人、えっと水瀬愛斗くんだっけ?もしかして挨拶きてくれたかも。俺さっきまで仕事してたから気づかなかったのかも。」
兄さんの集中力はすごく集中すると周りが見えなくなる。そんな兄さんもすごい。
「じゃあ今から二人で水瀬さんとこいかない?兄さんのことちゃんと紹介したいし。」
ということで俺と兄さんは水瀬さんの部屋、五号室に向かった。隣だけど。
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