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「はぁ、簡単に受け持った俺も悪かったなぁ...ロック厳しくなってんじゃねぇか」
PCの画面に映る言葉の欄
1番上にある文字は 水城優
前は簡単に見ることができたこいつのデータ
相変わらず火龍のデータは簡単に見れるっつーのに
お嬢が頼んできた紅月っつー族の情報もだが水城優、こいつの情報も固すぎるだろ
カチッ
カチッ...
大きく画面に何度も出る文字
”error“
「あーくそっ!!!」
あぁ、イライラする
イライラする...
カチッ、カチッカチッ
「ん...なんだ」
画面が急に変わる
そして浮かび上がる文字
『オマエハダレダ』
これはAIか?
「なんだ、これ」
『ナゼオマエハコウゲツヲシラベル』
「どっちだ..人間かAIか」
『オマエハダレダハヤクコタエロ、ニンゲンカAIカナヤンデイナイデコタエロ』
おいおい、マジか..
人間確定だな..
ただ、問題がある
こいつは俺の言葉を聞いて発言している
と、いうことは俺の声が筒抜けっつーことだ
「俺が誰か聞く前に、お前が誰か名乗るべきだろ?」
『オマエニアカスヨウナコトハナイ、ハヤクコタエロウミカゼミオノキョウリョクシャ、オマエハダレダ』
...こいつ、本当に誰だ
こいつは俺とお嬢がつながっているのを知っている...!?
どういうことだ...
こいつ、カマをかけたのか?
どっちだ...!
『xxx -xxx -xxx、ハヤクコタエロ』
...こいつ、マジで俺とお嬢が繋がってることをわかってるのか
画面に出たのは俺の番号
誰だ
こいつ、いったい誰なんだ.....???!
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