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過去回想〜真の手の中〜
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「今日は集まってくれてありがとう。こんなに集まってくれるなんて思ってなかったよ」
ニコニコと愛想良く笑うのは大事なこと
いくら嘘くさいと言われても、悟られないために笑い続ける
「笑ってないで本題に入れよ、優の名前を出して俺たちを呼び出したんだからな」
二階堂海、だったかな...?
「君は話で聞いてたよりもせっかちだな」
ニコニコと笑顔は一切崩さない
「今回は集まってくれてありがとう。まぁ、来なかったら、来なかったで潰してたけど」
その言葉で一気に場が殺気立つ
「だって当たり前でしょ?優を裏切って、傷つけて。そんな事したゴミ以下の君たちが、やっと気づけたのに優の名前を出されて、助けません、知りませんなんて...許されるわけがない」
今回呼び出したのは優を裏切った
欄、焔、蝶華、輪廻、月光の総長たち
少しづつ情報を流して気づかせてあげたのに、来ないなんて許さない
彼らには償う義務がある。
「真〜、そろそろ本題に入ろうぜ?殺気がウザイし〜」
恭介は飽きてきたみたいだ
まぁ、元々こいつはこういうのは好きじゃないタイプだし
「じゃあ、そろそろ本題に入ろうか」
「少し前、優はまた違う族に裏切られた。俺たちがすぐに保護して現在守っている。裏切った族を潰すから、君達に叩きに行ってほしいんだ」
俺は言葉を続けた
「俺たちが傷をつけて戻ると、優が悲しむから中々動けなくてね?」
俺の言葉に続いて涼馬が続いた
「...優が悲しむようなことはしたくない。それにお前たちは償う必要がある。だから償いのために裏切った族をお前たちが潰せ」
それは頼みじゃない
だってこれはお前たちに許された償いの機会なんだから
ノーとは言わせない
言えないだろ?
だって優の為なんだから
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