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さようなら?
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混乱しまくってる俺に優は
「ねぇ、僕炎に手を掴まれたときすごぉく痛っかったんだよぉ?」
あのとき兄貴の屋敷にいたアゲハの腕を掴んだときの事か
「あ、美緒ちゃん零の事とってごめんねぇ?でもあげる気はないからね?」
そう言われた美緒は泣きそうな顔で俺の後ろに隠れる
でもなんだっ美緒の顔が、引きつってるような
「もぉ、そんなにおこらないでぇ?僕にないものをいぃっぱい持ってるでしょぉ?」
これは美緒に言ってるのか?
でも美緒は怒ってなんて
「炎、僕ねはっきり言うね?僕ねぇ結構火龍の事好きだったんだよぉ?でも飽きちゃったぁ?ごめんねぇ?さよぉならだよぉ?それに炎はぁ短気で思い込みやすいシィ美緒も尚もうざいしぃ?だいっきらぁい」
甘い口調で毒を吐く優
そんな優を後ろから抱きしめて頭を撫でる兄貴
「優、今日は出かけるぞ」
「えぇ?どこにぃ?」
「優の行きたいところでいい」
「ヤッタァ!これってデート?」
「ああ、そうだ」
優と会話するときの兄貴はすげぇ優しい顔をする
「行くぞ。おい、真」
「はい」
「わかってるな」
「はい、わっかっていますよ」
「そうか、なら優、行くぞ」
「楽しんできなよ、優?」
「うん!」
そんな会話をしながら出て行った優と兄貴
なぜか
本当になぜか
優のサヨウナラの言葉が
胸に残った
まぁそれより
兄貴と優が付き合っていた事の方が
よっぽど印象だったけど
(ーー;)
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