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ここでもまた、ひとつ、歯車が回り始めた
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焔side
「ねえ、どぉして?シーちゃん..どーして?何でこんなことを、」
ふわりとした金髪を戸惑いげに揺らす青年
青年の目の前にはナイフを持った少女とあちこち傷だらけの少女
「ち、ちがう!私脅されてっ!」
ナイフを持った少女「シーちゃん」は慌ててナイフを捨てて言い訳を始める
「も、これはっ...そう!かんなちゃんが私を切らないとどんな手を使ってでも私を男に渡す、って言ってきてそれでっ!」
倒れこむ少女「かんなちゃん」は絶望的な顔をする
その少女は心の中で思うのだ
``ああ、私もこの女のせいで、優ちゃんみたいにいじめられ出すんだ``と
「本当なの?かなちゃん...?」
「、ち..がぅ!そんなの、いって....」
喋ることもやっとの少女は精一杯の気持ちで違うのだという
「椎奈、神奈は違うって言ってるが?」
「う、嘘だよ!神奈ちゃんも優くんみたいに私をいじめて!」
「どぉ見てもそうは見えんのやけど?なぁシィ..ほんまのこと言えや、なぁ?神奈のその体の傷は何や?どぉ見ても、最近できた傷とはちゃうやつもあるやろ?...これ見て俺らがどう思うと思っとんねん。」
「いじめられてた言うんやったらなぁ、お前も服の下見せてみいや。なぁ?見せるとこないよなぁ?いつも長袖きとる神奈と違うて、半袖着とって腕見えとんもんなぁ?」
関西弁の青年が長々と文句を言う
「そういえば、優の時もこんな感じでしたね?もしかして、あの時も嘘だったんですか?今の神奈さんのように騙したんですか?」
メガネをかけた敬語の青年が問う
さすがに諦めたのか少女がいう
「そ、よ....そぉよ!」
「何のなよあんた達!神奈、神奈って!あの時も優、優、、って!私のほうがふさわしい場所にいっつも違う奴ら!本当にハラタツ!優の時は私が紅と付き合ってたのに紅のめにはいつも優ばっかり!」
女は長々と文句を言い続ける
さすがに呆れたのか無理矢理女を捨て青年達は傷ついた少女「神奈」を抱え個室へと向かった
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