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俺、は...
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炎side
最近おかしい
喧嘩が弱くなったのか?
いろんなことが頭の中で集中できねぇ
今日だって
いつもなら余裕で勝てる人数だったのに
俺はボロボロだ
体がいてぇ
動かねぇ
「なんだぁ??まさかここらへんを仕切ってる火龍の総長さんじゃねぇか?、ボロボロじゃん」
やばい、これはマジでやばい
動けよ俺の体
俺を見つけた男はじりじりと俺に詰め寄ってくる
ヤバいヤバいやば
いつもなら余裕だが今は動けねぇからまじヤバい
殺られる!
「なぁにしてるの??」
こんな時にぼけたみたいにゆる?い声
この声は
「あ、炎だぁ大丈夫??」
「あ"?!お前火龍の裏切り者じゃねぇか、どうだ?一緒にこいつっ!」
一瞬のことだった優の蹴りが男のみぞうちに入る
「僕ね、さすがにボロボロの相手を傷つけるほど落ちぶれてないからぁ、消えて?」
男は怖気ついたのか真っ青な顔をして逃げて行った
「炎、大丈夫?怪我、いっぱいしてるよぉ?」
「大、丈夫だ」
「珍しいね、この人数でここまでボロボロになるなんて...何かあったの?」
優しく目を細める優
優しい口調で俺に問う
そういえば前も喋り方は全然違ったけどいつも俺の心配をしてくれたこいつ
気が利いて周りをしっかり見れて
面倒見の良かったこいつ
「俺、は...間違ってたのか?」
「....何が?」
「いや、なんでも、ない」
「そう、怪我見せて、手当てするから」
優しい手つきで俺の怪我を消毒する優はまるで
昔に戻ったみたいな
すごく、すごく温かい気持ちに、なったんだ
「修は、元気か?」
「しゅー?うん、元気だよ、最近学校にこれてないのは零とか組みの人と訓練してるからだけど、すごく楽しそうだよ」
「そうか」
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