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拷問に近い(龍之介side)
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カチャカチャと音を立ててベルトが外され、引き抜かれた。
フロントのボタンを外した士郎の手が、一瞬のためらいの後で、ファスナーを下ろす。
屈辱と羞恥に、絶えいるように伏せられた視線が、昏い欲望を掻き立てる。
今すぐ起き上がり、目の前の身体を組み敷いて征服してしまいたかった。
己の欲望を突き立て、思うままに揺さぶり、最奥で果てたい……。
士郎を見ているだけで、砂漠の太陽に焼かれた時のようにジリジリと肌が焦げていく。
手を出せないのはもはや拷問に近かった。
はだけた白シャツに、ファスナーを全開にした制服のパンツ。
ベッドに膝立ちになった腰に、かろうじて布がひっかかっている。
扇情的な格好と硬質な空気の落差がより一層、こちらを熱くさせた。
淫らにはなり切れない士郎からこそ、永遠に暴きたくなる。
まったく、罪作りな男だ。
紺色のボクサーの中に、ようやく指先を潜り込ませたところで、再び士郎の動きが止まった。
「……自分で仕掛けたゲームだろ? 今さらヤメるとか言わねェよな?」
ためらいがちに己のモノを握る士郎の指先に、グッと力がこもった。
……だが、まだ足りない。
わざとらしくため息をついて、半身を起こした。
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