アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
デートの後で②
-
「…? 本部長…?」
「水上、これ、どうした?」
そう言うと真白の背中、肩甲骨あたりを撫でていく。うっすらとした痛みに真白はビクリと反応した。
「…ああ、たぶん…昨日弟に押し倒された時に…そんなにひど……」
言葉を言い終えようとした時に、真白は佐伯の表情に竦んでしまった。佐伯はこちらを見て微笑んではいるが、目は笑ってない。いや、もう怒っている。それは真白にも分かる。たぶんなにかしらの地雷を踏んだのだろう。でもその背中の打ち身は自分のせいではない。怒られても困ってしまう。
「弟? お前の弟は自分の実の兄を押し倒すわけ?」
そう言うと、佐伯は真白の腹に手を潜り込ませ、思いっきり上に引き上げた。真白の薄い腹の下の空間に丸めたブランケットを滑り込ませると、ベッドサイドにあったローションを手に取った。真白は佐伯に向かって尻を突き出すような格好になって恥ずかしさで思わず逃げようとしたが、後ろからガッチリと佐伯に抑え込まれ阻まれてしまう。
「水上」
「……はい…」
「経験はある?」
「へ?」
「男とのセックスの経験ある?」
今更だが聞いてみる。まああろうがなかろうが佐伯は止める気は全くないが、まあ一応。佐伯の問いかけに真白は佐伯に視線を合わせゆっくりと首をふる。真白にとってはセックス自体が初めてだ。付き合った事がなくはないが、たった二人の女性だけでキスしかしてない。しかも二人とも向こうから告白して向こうから別れを告げてきたのだ。佐伯から与えられる事は真白にとっては殆どが初体験だ。
「……ないです…」
処女である事は告げるが、童貞である事は黙っておくことにした。
「なるほど、でも知識はあるよな」
「……はい。授業でやりますから」
この頃の日本では同性との付き合いは普通だ。学校でちゃんと授業の一環として時間を割いて教える。真白はその授業でかなりショックを受けた。男同士で付き合う事に抵抗は全くないが、繋がり方にショックを受けたのだ。本来は排泄だけの機能しかない部分を受け入れる場所として使うのかと心底驚いた。そして最初に突っ込まれた人はどんな気分だったんだろう…と下世話な所まで考えてしまったのだった。
そんな気分を自分が味わう日が来るなんて想像してなかったが、もう逃げられそうにない。真白は腹を括った。
「じゃあ、リラックスして体の力を抜くんだ。俺をちゃんと感じて呼吸を楽に…出来る?」
「……はい…えっと…よろしくお願いします…」
「…ホントに可愛いね、水上」
今のどこが可愛いのか…そう思った時、ドロッとした冷たい液体が真白の尻に掛けられた。
「! つ、冷たい!」
「冷たかった? ごめんね」
ごめんね、とは言うが佐伯は別に本気で謝っている風ではなかった。そのまま真白の後孔の周りに指を這わせた。ゆっくりと周りを押していく。真白はくすぐったくて身を捩る。しかし覆いかぶさっている佐伯の腕が真白の腰に回り真白の自身をゆるゆると摩り始めた。
真白の自身を摩りながら、ゆっくり後孔を解していく。時より真白の背中にキスを落とす。その綺麗な白い背中にかなり大きめな痣。色が白い真白の背中にその痣はかなり痛々しく見える。弟に押し倒されるなんて、なにやってんだと怒りが沸々と沸いてくる。今日はうんと優しく甘やかして溶かしてやろうと思っていたのに…
後孔に人差し指をゆっくり差しこんだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
14 / 255