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真白のヤキモチ
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佐伯は真白の後頭部を掴み、唇を奪った。急な行為に真白が驚いて口を開けると、そのまま舌を入れ真白の舌を強引に絡め取った。真白が喉の奥で鳴く。佐伯は真白の上顎を舐め上げると真白の背中が快感で反り、鼻の奥から甘い声で呻いた。何度も角度を変えては佐伯の舌は真白の口内で暴れる。
「…んぅ…んん…っ」
深い口付けで真白は酸素を求め佐伯の胸を押したが、佐伯は真白をそのままベッドに仰向けに押し倒し覆いかぶさった。唇は奪われたまま深い口付けに真白は頭がぼんやりとしてきた。その頃やっと真白の唇を開放し息の上がってしまった真白をそっと抱きしめた。
「本当にお前はすごい可愛いね…俺の心臓が持たないよ…」
「…なんです…?」
「そうやって、ヤキモチ焼かれるのは悪くないね。もっと焼いてくれよ」
「…ヤキモチ…焼きたくないですけど…でも、自分ではどうしようもないですね…」
そういうと真白は小さく笑うが、どこか泣いてしまいそうな笑顔だった。そんな真白の額に佐伯がキスを落とす。
「もっと俺を求めて悶えてよ、真白」
真白は困ったような顔をする。そんな真白に再びキスを落とす。真白は懸命に佐伯のキスに応えようと舌を絡ませる。そのまま佐伯はゆっくりと真白の体を確かめるように撫で始めた。耳の後ろから首へ。首から胸へと佐伯の手はゆっくり撫でる。真白の足の付け根に手を差しこみ、ゆっくりと開かせると真白はまたそれに応えるように膝を立てて腰を佐伯に上げて寄せる。そんな反応に佐伯は気を良くし、佐伯はベッドサイドにあるローションを手にし、真白の後孔へと塗り込み始めた。そして快楽の海へと漕ぎ出した真白の右手をそっと取ると、ローションを垂らした。
「…ん…な…に…?」
「真白…さっきの続き…してよ」
さっきの続きとは何をさすのか、真白ははじめ思いつかなかった。微笑みながらジッと見つめてくる佐伯を見つめ返し逡巡しそして、やっとさっきの続きがなんなのか分かり、顔に一気に熱が集まってきた。いま思えばなんてことをしたのだろうか。佐伯への独占欲と執着がそうさせたのだが、改めて自分の行動を考えると、ひどい羞恥心に襲われた。佐伯にとっては自分で遊んでいる真白の痴態は相当煽られた。佐伯を求めて執着し嫉妬し、早く繋がりたいと稚拙で可愛い自慰行為をする真白を見て、このまま誰にも会わせたくない見せたくない一生部屋に閉じ込めておきたいと真白のさらに上をいく独占欲でいっぱいだ。
「ほら、真白…見せてよ。俺の事思って悶えて、自分で指を挿れてぐちゃぐちゃかき回してして、自分をよくするところ」
「ど、どうして…?」
「俺が見たいから」
「…やっぱり…佐伯さんって…変態…」
「…そう? それならそれでもいいよ。ほら、真白。早く見せろよ」
こうなったら佐伯は引かないだろうと、真白は心を決めた。なにより先程の行為で自分の体も疼いている。早く佐伯が欲しいと本能が叫んでいる。小さく溜息をつき、真白はそっとローションを塗られた右手を自分の後孔へと伸ばしていった。その様子を佐伯は微笑みながら見ている。いつも佐伯がしてくれるように後孔の周りをゆっくりと押し、撫でまわす。それだけの刺激でも真白の体は小さく震えた。
「そう、そうやってゆっくり焦らないで解して、いいよ、上手いね」
「ぁ…んっ…」
「ほら、まだ指を入れたらダメだよ。ちゃんと解さないと…お前が気持ちよくならないと意味がないからね」
もう挿れたい真白は、佐伯にダメだと言われて焦れた。いま挿れれば気持ち良くなれそうな気がするのに、佐伯はまだダメだという。そんな佐伯に許しを請うように視線を送ると、佐伯はまた微笑む。
「…真白、いつもこうやって、ゆっくり時間を掛けてるのはね…わざとやってるんだよ」
「……え…?」
真白の大きな目が更に大きく見開かれた。佐伯は真白の遊んでいる人差し指に自分の人差し指も添えそっと真白の後孔へゆっくりと差しこんだ。真白が二本分の指の衝撃に顎を上げ耐えると晒された喉に佐伯が甘噛をする。甘噛をされた刺激が背中を走ると指が差しこまれた自分の中が脈打つのが分かった。
「…え…んっ…中…へん…ぁ…」
「変? いつもこうだよ?こうやって時間をかけてゆっくり解してね、真白が悶えてトロトロになって…焦れて俺を求めて動いているんだよ」
「やっぱ…佐伯さん…変…んぁ!ああ…!」
佐伯は真白の中に入っている浅く挿入されていた指をグッと奥へ差しこんだ。そのままぐちゃぐちゃと指で中を掻いてやる。真白は佐伯の指の動きに翻弄された。
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