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遅い夏休み②
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「真白…風呂入ろうか?」
「…そうですね、埃っぽいですよね」
露天風呂は二人で入っても十分な広さがあった。源泉かけ流しで、部屋からすぐに入れるのが魅力的だ。一緒に風呂に入った時には真白は佐伯に体を洗ってもらうのが恒例だが、今日はまずは佐伯の背中を流したいと申し出た。佐伯は少し逡巡したが、真白の申し出を受けた。真白は備え付けのスポンジに泡を立てて佐伯の背中を流し始めた。
「…佐伯さんって、ジムとか通ってないですよね?」
「たまには行くけどね。忙しくて最近は殆ど行ってないな…」
「…そうですよね…うーん…」
「? なに?」
「…なんでこんなに筋肉ついているんですか?」
「なんでだろうね? 考えた事もなかったけど」
「…分からないのに筋肉付いてるんですか?」
「なんで若干キレ気味なの? 真白」
佐伯が真白の言い方が可笑しくてクスクスと笑った。真白からしたら、暇を見つけてちゃんとジムに通っている自分より、忙しくて筋トレなんかしてない佐伯に筋肉があるのが不思議でズルイと思った。そして、もっと頑張ろうと決意を新たにした。
「ねぇ、真白。もう背中は良いから、こっち」
「? 前? ですか?」
ポカンとした表情だった真白は数秒経ってから顔が真っ赤になってしまった。顔から火が出そうな勢いだった。
「何照れてるの? 今更裸なんて見慣れてるはずだろ」
「え! あの…そうなんですけど…なんでしょうね…」
「変な子だね」
「…そうですね…ちょっと変…かも…」
そういいながら真白は俯きそろそろと、クスクスと笑う佐伯の前に回って、スポンジでその体を洗おうとした。だが佐伯は真白からスポンジを取り上げる。スポンジを取り上げられた真白は不思議そうに首を傾げて佐伯を見た。
「…佐伯さん?」
「真白がスポンジになって」
「……は?」
「あのスポンジ、堅くて俺の柔肌が傷んじゃうから。ね?」
「…誰が柔肌なんですか…」
「ほら真白、早く真白で洗って」
「だって、洗うってどうやっ…あ! ちょっと!」
佐伯は真白の言葉を遮って真白の手を取って自分に引き寄せると、緩く胡坐をかいている自分の上に座らせた。真白はどんどん顔も体も赤く染まっていく。佐伯は真白の腕を自分の首に回すと、佐伯は真白の唇に触るだけのキスを落とした。
「はい、真白。動いて洗って」
「え…?」
「こうやって、ほら…」
真白の腰を佐伯が掴む。掴まれて真白はくすぐったいような、ゾクゾクとした感覚に少し身を捩った。佐伯はそのまま真白を自分の体にピッタリと付けて上下に動かした。
…佐伯を自分で洗うって…こういうこと?
真白は何となく状況を理解し始めてきた。自分の体を佐伯に擦りつけて洗うなんて事考えて、どんどん羞恥心で顔が熱くなってきた。
「さ、さえき…さん…これ…」
「ほら、真白。早く洗ってくれないと、いつまで経っても温泉に浸かれないだろ?」
佐伯は真白の額に自分の額を付けて強請る。真白ももう覚悟を決めて一つ溜息を吐くと、ゆっくりと上下に体を動かし始めた。泡が潤滑油になり、真白は佐伯の体を滑るように擦りつける。佐伯の厚い胸板に自分の体を擦りつけるだけで、なぜか体の中をザワザワとした感覚が走り、擦り付ける刺激で胸の突起が快感を拾い厭らしくぷっくりと立ち上がる。
暫くそうやって佐伯の胸を洗っているうちに、佐伯が真白の足の間に、自分の右膝を差し込んできた。股を足で擦られ真白は身じろぎ息を飲む。
「足も、洗って? 可愛い真白」
「っ…は…はい…」
真白は佐伯の右肩に両手を置いて佐伯の右足を跨ぎ、前後に腰をゆっくり振った。佐伯の右太腿を自分の股間で洗う行為に煽られ、真白の自身は勃ち上がり始めて、時々佐伯が足を揺らす振動で体が粟立つ。後孔がヒクヒクと痙攣し始めて、真白が佐伯を見る瞳は潤んでユラユラと揺れていた。
「真白、どうしたの? 体を洗うだけなのに…こんなにして…はしたない子…」
「…あ…だって…」
「気持ち良いの? 真白」
「…さえきさん…」
そう言って佐伯を見上げた真白の大きな瞳に、一瞬佐伯が飲まれた。その瞳は恐ろしく欲情して、潤み濡れていた。赤く染まった目尻は佐伯に欲情した印だ。
薄く開いた唇からは赤い舌が覗き、佐伯にキスを強請っているようだった。佐伯は真白の顎を掴むと、噛みつくようにキスをした。真白は待っていたかのように佐伯の舌を迎え絡ませ、自分の口内へと引き入れる。佐伯は真白の上顎をねっとりと舐め上げ、口内を嬲ると真白が快感で呻いた。
その間も真白は佐伯の足の上で腰を淫らに振った。睾丸と後孔を掠める刺激に体がブルブルと震える。気持ちが良くて、でももっと強い刺激が欲しくて佐伯に舌で強請る。もっと、もっとと、舌を強く吸い絡める。
「…むぅ……んん…ん……っ…」
佐伯がそっと真白の後孔を指で触ると、真白は佐伯の指に自分の後孔を擦りつけるように腰を揺らす。佐伯はゆっくりと真白の後孔を解しはじめると、キスで苦しい息を真白は我慢できず、佐伯から唇を離して、喘いだ。
「ああ…!んぁ…は……さ…えき…さ…あ…」
「いつもよりも、柔らかいね…真白のココ…ヒクヒクして熱い…」
「あ、ああ…きも…ち…いい……あ…ん…」
真白は佐伯の首にしがみつくように腕を回す。白い背中が美しいカーブを描いて快感に震える。膝立ちで立っているのが辛くなってきた真白を感じた佐伯がそっと真白を自分の膝に跨がせ、真白を座らせると両膝を折り曲げ立たせた。
そしてまた真白の双丘へ手を滑らせると後孔を解しはじめた。指を二本挿入すると真白が喘ぎ、顎を上げた。グチャグチャと淫らで厭らしい音が聞こえて、真白は煽られる。ここは露天風呂で、室内ではない。厭らしい音が外に漏れてしまって、どうしようという羞恥心が真白を煽る。でも既に体には火が着いて、自分ではもう止められない。ここで止められたら自分がオカシくなりそうだ。
「ああ…さえき…さ…ほしい…もう…くださ…い…あ、あ…」
「欲しい? 可愛い真白?」
「あ、ほ、…ほしい…さえきさ…の…ほし…い…んあ…あ…」
「いい子だね、…自分で挿れてごらん?」
「あ、はっ…じ…じぶん…で?」
「ほら、欲しいんでしょ? 自分で挿れてごらん」
少し戸惑いながらも真白はそっと佐伯の自身を撫でた。硬く大きく反り上がった佐伯の自身を片手で掴み、腰を浮かせて自分の後孔へと当てた。熱さに背中に快感が走り、後孔がヒクヒクと痙攣した。自分の体も心も佐伯のモノを欲しがって震えている。真白はそっと体を下へと沈めた。ミリミリと狭い自分の中へとはいってくる感覚に真白は耐えられずに背中を反らせ顎を上げ嬌声を響かせた。
「ああ!…あ、ああ…」
「いい子だね、そう、焦らないでゆっくりだよ…」
「あ…っあ、…きもち…いい…あぅ…」
「気持ち良いね…真白の中、スゴイ厭らしくヒクヒク動いて…気持ちが良いよ…」
「あ…あ…いい…っ」
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