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甘えた。
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雀と恋人になって、一夜たった。
どうしよう。
恋人って、どんな顔して会えば良いんだろう。
そんな事思いながら登校して、廊下を歩いていれば俺の大好きな柔らかな笑い声が聞こえた。
「伊吹、おはよう。百面相してどうしたの?」
雀はふんわりと笑って。
周りの可愛い系男子までも顔を染めてる。
かくいう俺も照れて、雀の顔が見れない。
「こら、おはようは?」
くいって顔を上げさせられて、悪戯っぽく言われる。
くそっ!胸が苦しくて、恥ずかしい!
「っはよ!」
俺はやっとの事で声を出した。
雀はクスクスと笑ってる。
「ん。いいこ。俺今日日直だからもう行くね」
そのまま去る雀の後ろ姿に、少し寂しくなった。
頭くらい、撫でて...って!
ここは!廊下で!
俺はまたそこで百面相をしたのだった。
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