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新学期
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冬の寒い季節も終わって、春です。
丁度今、今年最大のイベントであるクラス替えの結果を見て来た所です。
新しいクラスで沢山友達作るぞ!
なんて考えてましたが現実はそんなに甘くはないもんで。
ガヤガヤと五月蝿い教室のなか俺はため息を吐いた。
そう、このクラスにはイケてる男女が揃ってしまったというか……。
どう考えても場違いの俺には友達が出来るかと言われたら、出来ないにかけてもいいだろう。
もっとこう……穏やかで読書好きの多い和やかなクラスが良かった。
実にこのクラスは和やかさが微塵も感じられない。
なにせ、「マジヤバくねぇ!?」なんてデカイ口で連呼してる奴ぐらいしかいないのだから。
「俺はどうなっちゃうんだろう……」
俺は、はぁ…と本日二回目のため息をついた。
そう小さく呟いた途端、
ガタッと隣で椅子を引く音がした。
隣の席の人が来たのかな?
どうか隣の人が普通で地味な奴でありますように。
あ、ちなみに俺の席は窓側の一番最後の席です。
席だけは恵まれました。席だけは。
まあ一応隣の人にでも挨拶しとこうかな。
このまま縮こまったままじゃなにも始まらないし!
そう思い隣に目を向けた。
だが
俺は見た瞬間フリーズしてしまった。
え?
……嘘だろ?
俺の隣の奴って……
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