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始まりの告白~朋トモの想い~
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理性が押さえられなかった。
俺の腕の中に広がっていた白舞の感触が破壊していった。白舞の声が耳に触れる度にドキドキした。
白舞の男と思えない柔らかい感触に欲情した。
──白舞とトイレで二人きり。
白舞が男で、狙ってた奴ら皆がきっと白舞のことを諦める。
そしたら、俺だけが白舞を好きで、俺だけが白舞を……。
そんなことを思っていたら、白舞の真っ白な綺麗な首筋が見えて──……
ユニホームの上から感じた白舞の唇の感触に抑えられなくなって──……
つい、その首にキスをしてしまった。
あんなところを触ってしまったし、抱き締められたまま抵抗しない白舞にもっと触れたくなった。
「──くっそ……!!」
──白舞の背中が角に隠れたとたん、俺は自分がしたことの最低さを噛み締めていた。
「何してんだよ、俺……。」
いくら好きだからって……あんなこと許される訳ない。
その場に座り込んで壁に力なく寄りかかった。
「白舞……可愛かったな……。」
唇を吸う度に声漏らしてた……。
まだ腕の中に収まっていた白舞の温もりが残ってる……。
唇の感触も思い出せる……。
「ごめ……ん。ごめん白舞……。」
俺はお前に最低なことをしたのに、喜んでる。
──喉が引き締められ、息が出来ないほど苦しくなる。
嗚咽を漏らすと同時に目から沢山の涙が溢れ出した。
「……白舞……ごめん……。」
──……俺、最低だ。
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