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お泊まり大会Ⅴ
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顔中に熱が溜まっていた。
柔らかい彼の唇の感触に酔いしれて、何度もキスをする。
「ん……ん……/////」
と、その度に可愛い声を漏らした。
王子様への口づけが、たまらなく興奮した。
吸ったり舐めたりしていると、彼の身体がぴくぴくと変に反応する。可愛い……。
……唇を離すと、彼が潤んだ瞳でこちらを見つめた。
真っ赤すぎるくらいの顔で、また目を瞑ってキスを求めてくる。肩をぎゅっと優しく掴んで、ドキドキしながらまたキスをした。
その後も毎日、こっそりと倉庫の裏で、何度も何度もキスをしていた。
暇さえあれば裏に行き、抱き締め合ってキスをした。
──時々、舌を絡めるような濃厚なキスもする。
どこで覚えたのか、彼がいつも俺の口内に舌を侵入させた。
毎日のようにこそこそする俺たちを、皆凄く気にしていて、毎度後をつけられていた。
けれど王子の「付いて来ないで」の一言に大抵の者は逆らえない。
倉庫の裏で、また彼とキスをする。
また、濃厚な、熱い口づけだった。
……彼が突然、俺のあの部分に触れた。
「はぅ……っ////」
それを揉み始めて、本当に、どこで覚えたのか、
「出そう?」
……と、聞いてきたのだ。
正直言って、その時俺は何も知らなくて、彼の言っている意味が分からなかった。
おしっこかと思った。
「全然。我慢なんてしてないよ。大丈夫。」
「俺、飲んでみたい。」
「え?」
……彼の言葉の意味を一瞬理解できなくて、ぽかんと口を開け放った。
「美味しいのかな……。気になるんだ。凪くんの、ちょーだい。」
「じ、自分のでいいじゃん!」
「好きな相手のじゃないと美味しくないってお母さんが言ってたよ。」
──彼は母親のことを、俺の知る限り一度も〝ママ〟とは呼ばなかった。
彼は周りの幼稚な子供たちとは違った。
よく、先生たちに「がくやくんは大人だね~」と頭を撫でられる。
……確かに、そうなのかもしれない。
子供の頃から、そんな知識を持っていることももちろん理由になるけれど、俺が言いたいのは、普段から彼だけは周りと違う考え方をしていると言うことだ。
〝誰にでも平等に〟なんて、大人でも難しいことだろう。
人の好き嫌いはあるだろうし、小さい子と言えば自己中な奴等が多いのが普通だろう。
彼はあまりにもしっかりしすぎていた。
親の躾がいいのか、自分で身に付けたのか、分からないけれど……。
「で、でも……。」
「出ないなら舐めさせて。」
「え!?」
「先っちょ加えるだけでもいいから……////」
恥ずかしそうに俯いて、上目遣いで見上げてくる。
もしかしてそれも知識の一つで、わざとしていたのだろうか。
「で、でも……恥ずかしいし……/////」
揉み続ける彼の妖艶な視線に、堪らず顔を逸らしてしまう。
彼の唇が頬に触れる。
吸い付くように離されたと思ったら、今度はそれを舐めて更に変な気持ちにさせる。
「……俺はキスしてあげたじゃん。」
「わ、分かったから……それもうやめて///」
あの部分に触る彼の手を離すように促すと、ゆっくりと名残惜しそうに離された。
敏感に反応していたあの部分や身体を守るように抱き締めて、ほっと息を吐く。
「凪くん、早く……////」
「こんなところでできないよ、誰か見てたらどうするの。」
「じゃあこっち来て……///」
倉庫の中に入って、窓も扉も全部鍵を閉めた。
溢れた遊び道具の間を小さな身体でするすると通り抜けていく。両側に設置されたの棚の、奥の下に、身を隠す。
大きな古い遊具と、積み重ねられた段ボールでその空間だけ遮断されていた。
「ここ、俺だけの場所。誰にも教えてないんだよ。連れてきたの凪くんが始めて。」
にっこり笑う彼に見とれていると、木製の古い小さな椅子に座るよう促される。
狭いけれど、倉庫の中から集めたのか、机や椅子が少しだけ並べられていた。
……そう言えば、彼と一緒にいなかった頃、「一人になりたい」と、彼は時々姿を隠していた。
姿を隠した彼は誰にも見つけられなかったけれど、まさかこんな場所でのんびりくつろいでいただなんて……。
皆必死に探していたのに、彼は悠々と自分の時間を楽しんでいたのだろうか。
──辺りを見渡して、彼がどう言う風にここで過ごしてきたか想像して楽しんでいると、座った俺の前に彼がしゃがみこんで、ズボンに手を掛けてきた。
「え、えっ、ここでっ……!? 本気……!?」
小さな声で囁くように慌てて問うと、「うんっ!」と彼は嬉しそうに笑った。
「誰にも見られてないよ、いいでしょ?」
「あ、……ぅ、うん……。」
何処か、支配を含む強制的な声だった。
彼は俺を手に入れたがっていると、すぐに理解した。
幼い脳みそでは、なぜ、このやり方なのかは理解できなかったけれど。
ズボンを脱がされ、パンツも脱がされる。
茫然とその光景を眺めていると、脱がした後、急に、彼が表情を強張らせる。
じっとそれを見つめて、目を離さない。
「恥ずかしいよ、そんなに見ないで……////」
てっきり、元気になっているあいつのことを見ているのかと思っていた。
なぜこんなにびんびんしているのか分からないけど、とにかく恥ずかしかったのだ。
「…………何、これ……。」
彼の指先は、太ももや脹らはぎにある無数の傷痕の一つをなぞる。
「──い"……ッ!!」
「ご、ごめ……」
内出血で紫や黒に偏食した皮膚、
切り傷のかさぶたや、
ぱっくりと切られた真新しい血の滲む傷を、
彼は一つ一つ震える眼で追っていく。
「どうしたの……? 早くして。恥ずかしいよ……。/////」
「あ、う、うん……。」
真っ青な彼の顔を見て、もしかして気持ち悪くなったのかと不安になった。
けれど、彼は俺を見て、身を乗り出して額にキスをする。
キスした後、その前にまたしゃがみこんで、ゆっくりとそれに唇を近づけた。
少しずつ、先から白い液体が出てくる。
「な、何これ……へ、変なの出てるよ、俺病気かも、やめた方がいいよっ……!」
見たことのなかったそれを見て、慌てて彼を制止する。
「大丈夫。飲みたいの、これだから。生理現象だよ。」
「せいりげんしょー? ……何それ?」
「うん、これは興奮した時に出るんだよ。」
「こうふん?」
「身体が嬉しくて喜んでるってことだよ。」
「あ、……や……その……//////」
「喜んでくれて嬉しい。もっと喜ばしてあげるからね。////」
「う、うん……。///」
彼は肩に置かれた俺の両手に指を絡めて、握り締めると、再びそれに視線を向けて口元を近づける。
小さな唇から舌先を出して、ふるふると奮わせながら、今だに少しずつ出てきているそれを舐め取った。
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